2016年6月13日月曜日

メキシコ横断の旅の途中でハマったココナッツジュース

グアナファトからオアハカへ


少し前の話になりますが、2月をまるまる使って、半年近く住んだグアナファトからカンクンへ車で引っ越してきました。
1ヶ月近くかけて、行きたいところにブラブラよりながらのメキシコ横断。
相当楽しかったです。




豊かな自然、絶景、奇景、暖かい人、先進的な人、腐敗した警察、隠れたビーチ、遺跡、サパティスタ、ジャングル、ラカンドン、滝、セノーテ、魚介類。。。。。
メキシコの引き出しの多さに驚かされました。


行程ですが、まず最初にテポストランのPartyを目指しました。グアナファトを後にし、メキシコシティで渋滞に6時間はまり、なんとか最初の目的地であるクエルナバカへ。
10年ぶりに行ったメキシコのTrancePartyは相変わらず眠たい感じでした。残念ながらクオリティは上がらないですね。
でもパーティーの後に行った湧き水のプールは最高でした。




そして、クエルナバカからオアハカへ行く途中では、プエブラの警察にカツアゲされました。
家財道具を全部積んだ状態での引っ越し兼旅行だったので、後部座席にもパンパンに荷物を積んでいました。
それを見た警察に止められ、後部座席に荷物を載せたら違法だなんたらかんたら…。
後から別の警察に聞くと違法でもなんでもなかったようなのですが、メキシコの警察の腐敗を肌で感じました。
そして、グアナファトは本当に人が良い街だったんだなと痛感しました。。。
悪い警察はずーっと悪いことをしてるからか、人相が半端なく悪人面です。
目を合わさないようにするのが一番効果的にトラブルを避けられます。







今回の旅でも、宿はだいたいAirbnbを使ったのですが、オアハカでではウルルン滞在記のような暖かい家族に迎えられ、素敵な時間を過ごせました。



また、オアハカ滞在中には久しぶりに会ったアルテサニアの友人、SativaのSatoちゃんとオアハカのサイケデリックな奇景、イエルベデアグアも見に行きました。






さて、オアハカを出た後、きのこの村サンホセデルパシフィコを通過して辿り着いたのはヌーディストビーチ、シポリテ。
ここがこの旅一番のハイライトでした。


思考回路が止まるような暑さと自由を愛する人々、ちょうどいい強さの波が絶えない開放的な(すっぽんぽんが多い)ビーチ。
暑くなったらその辺で売ってる冷蔵庫で冷されたココナッツジュースを飲み、すっぽんぽんで波に巻かれ、日が暮れると地元で採れた魚介類でご飯を作ってビールを飲む。
世界で起きていることを各地の旅人から教えてもらい、眠くなったら眠る。
時間の感覚が緩まり、流れに乗って過ぎていく日々。
嗚呼、感無量。




シポリテはロブスターも最高に美味かったですね。メキシコに来て、というか日本を離れて一番美味い食事でした。
シポリテのロブスターはカリブ海側のカンクンより安いですよ。
二人が十分満足できるロブスターメインのシーフードグリルが、ビーチ沿いの雰囲気あるレストランで堪能できます。お値段は500ペソそこそこ。
1泊100ペソの宿に泊まってこっそり食べに行きました。








ココフリオ(Coco Furio)


久しぶりに見つけた桃源郷のような場所だったシポリテの生活でハマったのが、ココナッツジュース。こちらではココフリオ(Coco furio)と呼ばれています。
これまでにも東南アジアで飲んだことはあったのですが、青臭い匂いが苦手でどちらかというと嫌いでした。
場所によってココナッツの味も変わるそうなので、タイやインドにも美味しいものもあるのかもしれませんが、私は一度も出会ったことがありませんでした。


シポリテから隣町のマスンテに行く途中の道端で売っているのを見たmiaが、飲んでみたい!というので一つ買ってみました。
セニョーラが冷蔵庫から冷やしたココナッツを取り出し、慣れた手つきで鉈を使ってザクザクココナッツを刻んで穴を開け、その穴に直接ストローを差し込んだ状態で提供してくれます。


両手で抱えなが飲んでみると、想像と違ってとても上品な甘みと香ばしい香り、そして驚いたことに気になっていたあの青臭さが皆無でした。
喉が渇いて何か飲もうとしても、水と酒以外は全て甘いというここメキシコでは貴重な甘くない飲み物!
しかも完全オーガニック!
そして美味い!
こんなに美味しいものだなんて今まで知らなかったよ!


と、一旦ココフリオにはまってからは毎日飲んでました。だいたい15ペソぐらいで売っていて、中には多いものだと5,600mlくらいのココナッツジュースが入ってます。
暑い地域の植物なので体温を下げる効果もあり、灼熱のシポリテにぴったりでした。


後から調べてみるとココナッツを飲む習慣がある地域は東南アジア、太平洋諸島、カリブ沿岸に多く、自分の好きな地域の植物なんだと知りました。
マグネシウム、カリウム、カルシウム、ナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれていて、 体液に近い浸透圧のため吸収が早いようです。
発展途上国では生理食塩水の代わりとして点滴として使われることもあるとか。
すごいですね。万能な飲み物です。





飲み頃のココナッツの見つけ方、取り方、飲み方


さて、そんなココナッツを、自分達でも採って飲んでみました。
飲み頃は表面が緑色で、少し茶色のシミができだしている頃が飲み頃のようです。
生えてるとこではそこらじゅうに生えているので、人目がなければ(気にしなければ)木に登ってとるもよし、落ちている実を拾ってくるもよしです。手の届く高さにたわわに実っている場合も多いですね。



本当はメキシコ人が使ってるマチェテ(machete)という鉈でざくざく叩き割って開けるのが楽だと思うのですが、持っていない場合はナイフや包丁で地道に表皮を削っていきましょう。



飲む前には冷蔵庫でしっかり冷やすことをお忘れなく。
冷やす事でグッと美味しくなりますよ!
スタバで売ってるココナッツジュースより全然美味しいです。



こうやって自然のものを自分で採ってきて飲んだり食べたりするのって、何が嬉しいのか考えてみると、お金を介さずに価値を得られるということなんだと思います。
ココナッツは自生している地域だと本当に誰でも簡単に採ってきて飲むことができるので、ぜひ試してみてほいです。


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