2016年11月14日月曜日

ビバ・アエロブス(VIVA AEROBUS)を利用してメキシコシティへ行った

メキシコの国土はとても広いが、高速バスの路線はとても充実していて、路面状態もいい道が多い。
バスの料金は決して安くはないけれど、車を持っていない時にメキシコ国内の移動といえば、街から街を繋いでくれる長距離バスを使って移動することが多かった。


だけど、最近になってLCCの選択肢が増え、料金もどんどんお手ごろになってきている。
移動時間と料金を考えると、コストパフォーマンスはかなりいいように感じる。


今回、グアナファトに行く用事があったので、カンクンからメキシコシティまで、
ビバ・アエロブス(VIVA AEROBUS)を利用しました。
利用するにあたって、LCCならではの分かりにくい部分があったので、忘備録も兼ねて情報を残しておきます。





フライトの予約


LCCなので、預ける荷物や座席の指定など、各項目ごとに追加料金が発生します。
事前にVIVA AEROBUSのホームページを見て持ち込み可能な荷物やサイズを確認しましたが、イマイチ分かりにくい。。。
今回のフライト情報は下記の通り。



利用時期:2016年10月末
利用経路:カンクンーメキシコシティ 往復
カテゴリ:VIVALIGHT
持ち込み可能な荷物:手荷物2つまで       
   サイズ:55×40×20       
   重量:10kgまで
追加オプション:なし 

支払い:クレジットカード 
料金:1682MXN/人



手荷物は一人2つまで持ち込み可能。
カンクンの空港では重さを計りましたが、メキシコシティではノーチェックでした。
バックパックを小さくして無理やり規定サイズに近づけたのですが、カンクンでもメキシコシティでもかばんの大きさは特に気にしていませんでした。
でも、私たちの前にチェックインしていた人は重量オーバーで追加料金を払っていました。
10kgまでに抑えたほうがいいと思います。

保険や追加の荷物、空港からの送迎など、すべてオプションなしで追加料金がかからないようにしましたが、座席代だけはかかりました。
一番安い席を選んで片道一人60MXNぐらい。


支払い方法によっても料金が違いますが、カード払いが一番安かったです。




持ち込める荷物


預け荷物のオプションをつけないとなると、すべて機内持ち込みになるので、何を持ち込めて何が持ち込み禁止なのかが重要です。

近所の旅好きというセニョーラに聞いてみたところ、
「飲み物食べ物は無理!」
と言っていたので、行きの便では何も持ち込みませんでした。


でも実際は液体も、食べ物も持ち込み可能でした。

帰りの便で実際持ち込めたものは、
シャンプーとリンス(250ml)、カミソリ、ハサミ(刃渡6cmまで)、パン、ブラウニーなど。


液体の持ち込みは100mlまでとなっていますが、今回は特に咎められることはありませんでした。
食べ物も基本大丈夫なようです。
機内販売も空港販売もとても高いので、持ち込めるだけ待ちこむといいでしょう。
ちなみに機内では、ドリトス小とコカコーラで60MXNぐらい払っていました。
メキシコ人はみんなつられて買ってました。


カンクンの空港は売店もありますが、空港価格。高いです。
でもメキシコシティの空港にはセブンイレブンがあって、そこは普通の料金よりちょと高いくらい。
水が13ペソ、ビールが20ペソとか。
空港にしては良心的だと思います。
なので、メキシコシティから乗る場合はそんなに気にしなくてもいいかもしれませんが、カンクン発の場合は食べ物の持ち込みがオススメです。




チェックイン


チェックインに必要なのは予約番号とID(パスポート、運転免許所、滞在許可書)のみ。
予約番号はプリントアウトしても携帯の画面でもどちらでもOK。
預け荷物もないので一瞬でチケットを発行してくれます。






というわけでビバ・アエロブス、全体を通して非常にスムーズでした。


メキシコシティまで約2時間で到着。
同じ路線を長距離バスだと24時間かかります。


昔一度利用しましたがあれは長かった…。
乗車時間が長く、途中の休憩で何回もご飯を食べるので、到着する頃には乗客が家族のようになっていたのを思い出します。


時間に余裕があってバスが好きならいいですが、バスの料金も結局1000MXN以上かかるので、今は断然飛行機の方が楽ですね。


ビバ・アエロブス、また使うと思います。






メキシコシティ


メキシコシティの空港からセントロまでは選択肢が多く、どれも安い。
タクシーでもUberでも地下鉄でも、どれでも安い。
地下鉄だと5ペソ。
タクシーでも150ペソ。





メキシコシティでは10年ぶりにペンションアミーゴに宿泊しました。
変わらぬ安定した沈没力。
10年前と変わっていたのは、自分があの頃よりスペイン語を話せるようになっていて、宿の女将さんのマリアさんと話せたことが嬉しかった。


アミーゴでは世界1周中の人や、旅をストップして働いている人、いつのまにか出られなくなっている人、宮古島から2人の子どもを連れて石の買い付けに来ていたお母さん、自分の義足のデザインを求めてコスタリカの新種の昆虫を探しに来ているスケーターなど、それぞれがそれぞれ旅の途中を過ごしていた。


自分の知らない人だけど、何かのタイミングがおなじで、話をしてみて、共感できることがあると、それはとても嬉しい。


旅することが好きな人に出会えることも、旅の魅力だ。










おまけ:カンクンとUber




ショートトリップを終えて、カンクンに戻ってきた。
空港からの帰途に一度Uberを試してみることに。


現在キンタナ・ローでは、タクシー団体が利権を守るために州政府と一丸となってUberの参入を拒否している。
空港の外でアプリを操作していると、空港職員が不審者扱いでがっつりマークしてきた。
「ここではUberは使えないぞ」
半ば脅すような口調で言い寄ってこられるので腹が立ち、何としても使ってやろうと試みる。


1台目に配車した車は突然キャンセルになった。
2台目に配車した車はなんとか空港にまで来てくれたけど、ビクビクしながらすぐに出て行き、
「外の道まで出てきてくれ!」
と言われた。
荷物を持って外まで行くも、空港職員の男たちが後ろから追いかけてきた。
そんな職員を見て運転手は逃走。
さらに料金も引き落とされるという…。


「ここでは違法だ」
職員はそう言い切った。


実際、交通局が街中で Uberを検挙している姿を見かける。
運転手を引きずり出して客もろともボコボコにする動画も流れているよう。


そんな状況なので、おとなしくカンクン空港からはタクシーかADOのバスを使いましょう。





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