2017年12月31日日曜日

メキシコ在住者が仮想通貨投資を楽しむ方法



昨年、トランプが就任したことによりメキシコペソが暴落して、焦りながらビットコインの記事を書いてから約1年。
またメキシコペソが下がってきました。
本当に勘弁して欲しいです。


しかし、この1年で仮想通貨市場は驚くほど拡大しました。


メキシコではビットコインで電気代や水道代などの公共料金が支払える様になってはいますが、実際のところ生活の場面で使用している人が増えた印象はありません。


また、日本の様に投機商品としての市場が拡大した様にも思いません。
中南米で一番仮想通貨が市民の生活に関わったのはベネズエラぐらいでしょうか。


個人的には、メキシコペソを日本円に移動させたいので、海外送金の手段として仮想通貨には注目しています。


メキシコ在住者が仮想通貨投資をする場合、まずはメキシコペソで仮想通貨を購入する必要があります。




本物の金





メキシコの仮想通貨取引所(販売所)




仮想通貨をメキシコペソで購入する場合、まずは「販売所」もしくは「取引所」にアカウントを解説する必要があります。


最初にアカウントを作ったのは、操作しやすそうで簡単に売買ができるVolabitで口座を開きました。

参考記事


ただ、Volabitiは販売所なので手数料がかなり抜かれてしまうことに気がついてきました。

Volabitという会社がビットコインの売買をしているので、仕入れた価格に利益を乗せて販売しているため、売値と買値の金額にかなり差(スプレッド)があります。


そこで現在私が利用している取引所は、Bitsoという取引所です。
「取引所」というのは個人間での「売り板/買い板」による取引のため、希望の金額で取引ができます。
1回の取引には取引手数料が取られますが、それでも「販売所」であるVolabitよりは割安に取引ができます。


アカウント開設はネット上で完結します。
郵送確認などはなく、登録だけなら5分程度で簡単に開けます。








Bitso取引所の登録方法



Bitsoのトップページ

①まずはトップページから右上の白い枠【Abrir Cuenta】をクリックして登録画面へ進みます。











登録画面

②個人情報の入力

Tipo de Cuenta  個人使用の場合はPersonalを選択
Correo Electraonica Emailアドレスを入力
Confirma Correo Electronica 確認の為に再度Emailアドレスを入力
Nombre 名前
Apellido 名字
Fecha de Nacimiento 生年月日
Pais 国籍
Numero de Celular 携帯電話番号

上記内容を入力していきます。











パスワード設定


③パスワード設定

Contraseña パスワードを入力
Confilmar Contraseña 確認用に再度パスワードを入力
NIP de Transaccion 4桁の数字を入力
Security チェックを入れて写真を選択する
利用規約に同意するにチェックを入れる 











登録完了画面

④登録完了


これで登録は完了しました。
ID de Usario があなたのユーザー番号です。
忘れないように控えておきましょう。
ログインにはこのIDとパスワードが必要です。

さきほど登録したメールアドレスに確認のメールが届いているので、
【Vertificar Correo】(メールを確認する)をクリック。












ログイン画面

⑤ログインする
ID de Usarioの数字とパスワードでログイン出来ます。










メキシコペソの入金






口座が開いたら、携帯電話認証をします。
画面中央のFondearをクリック。







最大入金額は本人確認の度合によって1日で入金出来る金額が広げて行けます。
まずはNivel 1から。
【Sube a Nevel 1】をクリック。






承認する携帯がメキシコの携帯なら+52の番号です。
【Entidad Nacimiento】は選択肢の最後のほうに外国人の項目(Nacido en Exreanjero)があ流のでそれを選択。

性別を選んで、CURPを入力すれば認証メールが来ます。

携帯認証後、再度Fondearをクリックすると入金方法選択画面になります。









入金選択画面


入金方法は3種類。
①インターネットバンキングでの振り込み
②ExtraやCoppelでキャッシュで入金できます。
③Bitsoのクーポンを購入(方法不明)


②の場合、手数料が金額に対して2.9%かかります。10000ペソを入金する場合だと290ペソもかかってしましまい、口座に反映されるのにも1〜4時間程度かかります。
でも一番手っ取り早く簡単です。


①のインターネットバンキングだと手数料もかかりませんし、即時反映されるので、①の方がオススメです。
ただし、銀行側の送金手数料はかかります。Scotia bankだと1回の取引につき8ペソがScotia bank側の手数料として引かれます。
まあまあ許容範囲ですね。






Bitsoにメキシコペソが入金されたら取引ができます。
取扱通貨は5種類。
【ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ】
ビットコインキャッシュ以外はメキシコペソで直接購入できます。


世界では取引所が乱立していますが、
現在メキシコペソで仮想通貨を購入するなら実質VolabitかBitsoの2択です


Volavit の方が操作は簡単ですが、
手数料を抑えられるBitsoがオススメです。


【Bitsoに登録する】



2択しかないのでどちらかを選ぶしかないんですが、実はどっちも世界的な価格と比べると割高です。
ビットコインの価格自体が全然違うんです。
メキシコペソ安のせいなのか…。


仮想通貨投資をする場合、上記2つの取引所(販売所)では購入できる通貨も少なく、手数料も高いので、いったんメキシコペソで仮想通貨を購入した後は、海外の取引所を利用する方が圧倒的に効率がいいです。









海外のオススメ仮想通貨取引所



メキシコペソを仮想通貨に変えたら、手数料の安い海外の取引所に仮想通貨を移動させるといいでしょう。


オススメは使いやすくて手数料も安く、日本語対応もしているBinance
口座開設もメールアドレスだけでできます。





香港の取引所で、現在取引高が世界一位です。
2017年7月にできたばっかりなのですが、すでに利用者が300万人以上というスケールの大きい取引所です。


Binanceは香港の会社ですが、中国は仮想通貨に対して規制をかける可能性もありますので、その点リスクはあります。

また、日本円での出金、もちろんメキシコペソへの出金には対応していません。
法定通貨に変える場合、メキシコ、もしくは日本に取引所の口座を持っている必要があります。

日本語対応はしていますが、サポートとのやりとりは英語です。

セキュリティのために2段階認証は必ずしておきましょう。


【Binaceでアカウントを開設する】





BitsoからBinanceにBitcoinを送金すれば、Binanceで取り引きが開始できます。
あとはいろんな種類の仮想通貨を選んで購入してみましょう。


100種類近くの通貨を取り扱っていて、マニアックな通貨も多いため、1ヶ月で5倍、10倍になる通貨も珍しくないという、とんでもない状況です。
宝くじのようですが、1000倍になっている通貨も…。


もちろん、暴騰した通貨は暴落もしやすいので、注意してくださいね。



これも本物の金







2017年は基本的にどの仮想通貨も価値が上がったので、何を買っても資産が増えた年でした。
バブルだバブルだと言われていますが、全くその通りで、現在使い道がない通貨に値段が付いている状態です。


現在1000以上もの仮想通貨が存在していて、それぞれが目的、システムをホワイトペーパーと呼ばれる企画書(説明書?)を公表しています。
逆にホワイトペーパーがないようなものもあり、玉石混交です。

コインの企画、システム、開発環境に対して値段が付けられているので、ホワイトペーパーがないコインはただのイラストのようなものです。



仮想通貨を取り扱う時に私が気をつけている事は、下記3点です


・取引する金額は自分の資産の5%を目安にしている。
・原資を抜く。
・勉強する。新しい分野なので世界中すべての人が独学で学習しています。





現在、メキシコから日本への資金の移動をするためにいろいろ試してますが、実際仮想通貨での送金は手数料が高くつきます。


メキシコの銀行から日本の銀行へ海外送金する場合の法外な送金手数料に比べるとはるかにマシですが…。
1年前はビットコインの送金手数料ほとんどかからなかったんですけどね。
いっそ、本物の金を買って日本で換金する方がいいのかもしれません。



仮想通貨はまだまだ開発途上の分野で、近未来的なSF感もありますが、同時にうさんくささも半端なくあります。
実用性が伴っていない状態ではありますが、触れてみるとなかなか面白い世界ですよ。